猫のいる日々

ねこ作品のご紹介
ねこ検定テキストの「猫の文化」にも掲載されている著書のひとつをご紹介します。
猫のいる日々
『猫のいる日々』は大佛次郎(おさらぎじろう)さんの著書です。
「ネコは生涯の伴侶」「次の世には私は猫に生まれて来るだろう」と語り、七十五年の生涯で五百匹以上の猫を飼った文豪・大佛次郎。仕事に向かうと極端に無口で怒りっぽくなる心をなごませてくれるのが猫であった。猫は人間に冷淡なので好きだ―そう述懐する著者の猫への眼差しは、どこまでも暖かい。猫に関する小説、童話、エッセイを集大成した猫好き垂涎のロングセラー! (Google Booksより引用)
大佛さんの遺言
大佛さんは、猫を生涯の伴侶と言うほどの猫好きでした。
『赤穂浪士』に登場する上杉家の家老千坂兵部を猫好きという設定にしたり、童話『スイッチョねこ』は他人から依頼されて書いたものではなくて、自発的なものでした。それは大佛さんにとって珍しいことでした。
野良猫を含めて世話をしてきた猫の数は500匹以上だと言われています。大佛さんは「猫を5匹までにすること」や「猫に対して贅沢をさせないこと」を遺言で残しましたが、残された妻も夫の影響で猫好きになっていて、遺言は守られませんでした。妻が亡くなった後に残された猫たちは、猫好きのお手伝いさんにもらわれていったと言われています。
かわいい猫たちを目の前にして、遺言を守ることができなかった奥さんの気持ちが分からなくもありません。猫好きなお手伝いさんもいて、幸せな猫たちであったことと思います。