芦ノ牧温泉駅のらぶ駅長&ぴーち施設長
芦ノ牧温泉駅のらぶ駅長&ぴーち施設長
芦ノ牧温泉駅ってどこにあるの?
芦ノ牧温泉駅(あしのまきおんせんえき)は、福島県会津若松市大戸町にある会津鉄道会津線にある駅です。
昭和2年に国鉄会津線の上三寄駅(かみみよりえき)として誕生しました。
昭和62年には、国鉄民営化に伴って会津鉄道となり、芦ノ牧温泉駅となりました。
この駅には、二代目のねこ駅長である「らぶ駅長」と「ぴーち施設長」がいます。
猫駅員さんの紹介
ばす名誉駅長
平成20年に、芦ノ牧温泉駅に住んでいる猫「ばす」が名誉駅長に就任しました。
ばすは、平成12年に近くの子供に拾われてから芦ノ牧温泉駅を住みかとしていました。芦ノ牧温泉駅を住みかとする猫としては3代目とされています。
任命式では、和歌山電鐵の貴志川線貴志駅のたま駅長からも祝電が贈られました。
平成20年12月には、駅の利用者を大幅に増加させたことと、ばす駅長をあしらったグッズの販売が好調であったので、会津鉄道社長より「トップセールスレディ賞」が授与されました。
ばすが駅長に就任以来、駅の利用客は前年比50%も増加。
平成22年1月には選挙の広報活動にばすが起用されて貢献したことから、会津鉄道が総務大臣から表彰されました。
平成28年4月22日、駅員さんやばすから名誉駅長の座を受け継いだばかりの「らぶ」に看取られるなか息を引き取りました。推定18歳とされています。
らぶ駅長
平成26年7月、高齢となった ばすの後継として「らぶ」が「駅長見習い」として採用されました。
らぶは平成26年4月に、地元である会津で誕生したアメリカンカールという品種の猫です。
駅側が「長毛で耳がカールしている猫が生まれそう」だという話を聞きつけて、らぶを引き取って「駅長見習い」として採用しました。
「駅長見習い」としての生活が始まってから半年ほど経った頃に、獲物を追いかけている最中に列車と接触して左足を骨折し、県外の動物病院で手術を受ける大けがに見舞われました。全治3ヶ月の大けがでした。
そのようなこともありましたが、平成27年12月、高齢であった ばすから名誉駅長の座を引継いで、らぶは第2代名誉駅長となりました。
らぶへの名誉駅長の交代式は、平成27年12月24日に行われ、多くのファンが集まりました。
交代式では、やんちゃに動き回る らぶに会津鉄道社長から「名誉駅長」の委嘱状が交付され、初代名誉駅長として約7年8ヶ月間務めた ばすには「初代ご長寿あっぱれ名誉駅長」の称号が与えられました。
この後、らぶはクリスマスツリーなどが飾り付けられた特別列車「サンタ列車」に乗り込んで、2代目名誉駅長としての仕事をこなしました。
ぴーち施設長
平成29年10月14日には、らぶの実弟である「ぴーち」が施設長に就任しました。
平日はらぶ駅長とぴーち施設長が交代で出勤しているよ。