猫の種類 ~シャム猫・タイ猫~
猫の種類 ~シャム猫・タイ猫~
シャム猫とは?
シャムは、タイ王国原産の猫種です。
シャムという名前はタイ王国の旧名で、これを品種名にしているのは日本だけです。海外ではサイアミーズ(Siamese)と呼ばれています。
日本では明治の中頃に初めて輸入されました。
シャム猫の特徴
顔が逆三角形で小さいのに対して、大きな耳をもち、細長い手足と体つきをしています。オリエンタルタイプと呼ばれます。
最大の特徴は、顔と手足、しっぽに入ったポイントカラーとサファイアブルーの目です。純血のシャムである必須条件となっています。
ポイントカラーは、夏などの暑い時期になると、色が薄くなりがちです。
シャム猫の歴史
古くからタイには3種類の猫が存在していました。それはシィ・サワット(コラットの原型)、スパラック(バーミーズの原型)、そしてシャムでした。その中でもシャムは、王室や貴族などの高貴な家でしか飼うことが許されませんでした。
1884年にイギリス総領事であったゴードンに寄贈されたことによって、シャムはイギリスへ渡り、ロンドンで行われたキャットショーでその特徴的な毛色が注目を集めて世界中に広がりました。
シャム猫の性格
賢く、気位が高く、時として自己中心的な面もみられると言われます。
タイ猫とは?
シャムは、タイ王国から輸出されて世界中に広がっていくうちに容貌が変わり、もともとの丸みのある姿に近いオールドスタイルのシャムが誕生しました。
そして、2009年にオールドスタイルのシャムが「タイ」という名前でTICAに登録されたという経緯もあって、オールドスタイルのシャムはタイ猫とも呼ばれています。