猫の種類 ~マンチカン~
猫の種類 ~マンチカン~
マンチカンとは?
マンチカンは、イギリス原産の猫の品種です。(アメリカ原産とも言われます。)
犬でいうところのダックスフントやコーギーを思わせるような短い足を持つことが特徴です。
アニコム損害保険が行った「人気の品種ランキング2019」では、マンチカンは4位となっておりますが、3位とはかなり僅差となっています。昨年のランキングでは、マンチカンは3位でした。
マンチカンの歴史
短足の猫の存在は、1944年にイギリスの獣医によって初めて発見されたとしています。その後においては1956年にソビエト連邦のスターリングラード、1970年にアメリカのニューイングランド、1983年にアメリカのルイジアナ州でも発見されました。突然変異でそのような形になったと言われています。
本格的な繁殖のきっかけとなったのは、1983年にアメリカのルイジアナ州でトラックの下で暮らしていたブラックベリーと呼ばれる短足猫の存在でした。
ブラックベリーから生まれた子猫の半数は、ブラックベリーと同じく短足でした。この生まれた短足の子猫のうち1匹がトゥールーズと名付けられて、そこから短足猫の本格的な繁殖が始まりました。
遺伝子疾患のリスクを低減するために異種交配が行われましたが、その異種交配を積極的に肯定する人々と、短足は遺伝的な異常であるということから否定する人々との論争が巻き起こるなどしました。
そして、1995年になって、ザ・インターナショナル・キャット・アソシエーション (The International Cat Association; TICA) からマンチカンは新種として認定されました。マンチカンは、他の猫種と比較してもかなり浅い猫種です。
マンチカンはすべての猫が短足であるわけではなく、短足タイプは全体の2割程度と言われています。
また、多くの猫種と異種交配されてきたため、毛色や毛の長さなどの容貌が多彩です。
マンチカンの性格
人懐こく、好奇心が強い。
そして、時に臆病になるとよく言われています。