猫の種類　～スコティシュフォールド～

スコティッシュフォールドとは？

スコティッシュフォールドは、イギリス原産の猫の品種です。
丸い顔と前に折れた耳が特徴とされます。生まれた時はまっすぐの耳ですが、生後３週目頃から3割程度の子猫の耳が折れ始めます。スコティッシュフォールドとは、「スコットランドの折りたたまれた物」とういう意味です。

アニコム損害保険が行った「人気の品種ランキング2019」では、スコティッシュフォールドが2位に圧倒的な差をつけて首位となっています。このランキングでは、スコティッシュフォールドがなんと11年連続首位となっていて、いかに人気な品種であるかがわかります。

スコティッシュフォールドの歴史

1961年にイギリス・スコットランドの農家に生まれた1匹の耳折れ猫がスコティッシュ・フォールドの始まりでした。その耳が折れた白猫はスージーと名付けられましたが、そこで生まれた他の猫たちと違って、いつになっても耳が立ちませんでした。

やがて成長したスージーは、1963年に同様の折れ耳を持つ子猫を出産しました。スージーと同じく雌であったその子猫はロス夫妻に引き取られ、スヌークスと名付けられました。スヌークスはブリティッシュショートヘアとの間の子猫を出産し、スノーボールと名付けられ、展覧会に出されるなどしました。

そして、1971年にロス夫妻によって、数匹のスコットランドの折れ耳猫がアメリカの遺伝学者の元に送られました。その後、ブリティッシュショートヘアとアメリカンショートヘアとの品種改良が続けられて、1994年に「スコティッシュフォールド」として公認されました。

スコティッシュフォールドの性格

のんびりで穏やかな性格で、感情はあまり表に出さず、温厚な性格をしていると言われています。

スコ座りをする理由は？

スコティッシュフォールドは特有の座り方をすることで有名です。人間のようともブッダのようとも言われるその座り方は「スコ座り」と言われます。

可愛らしく見えますが、特に折れ耳のスコティッシュフォールドに多く見られる座り方で、遺伝子による骨の異常をもっている可能性があるため注意が必要です。

有名なスコティッシュフォールド

春馬

Ｙ！ｍｏｂｉｌｅのＣＭでお馴染みの春馬くん。
立ち耳のスコティッシュフォールドです。

まる

ＹｏｕＴｕｂｅで世界的に有名になったまるくん。
こちらも立ち耳のスコティッシュフォールドです。

2008年「特訓するねこ。」がYouTube Video Award Japanの動物部門を受賞し、2009年「大きな箱とねこ。」、2010年「いろいろな小さ過ぎる箱とねこ。」が同賞を受賞して、3年連続受賞という快挙を成し遂げました。

NHK総合番組「特ダネ!投稿DO画」で紹介され、動画1つにつき1ヶ月間に80万～360万アクセスを記録している『世界一有名なねこ』と紹介されました。